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HIV検査で陽性だったとしても焦らないで

薬を飲んでいる女性

HIV検査で陽性だった場合、落胆するのは当然ですが、これはある意味幸運なことでもあります。
HIV感染に気づかずにいて、突然エイズを発症するという事態を避けられるからです。
現在はHIVウィルスに感染しても、すぐ抗HIV薬の服用を始めれば、普通に生活して寿命まで生きられるようになっています。
しかし、感染に気づくことなく過ごしていれば、それだけ免疫細胞の破壊が進みます。

エイズを発症してからでは、生活の質にかなりの影響を受けることになります。
弱ってあまり活動できなくなるだけでなく、外見にもさまざまな症状が出ることがあります。
HIVウィルスに感染しても死ぬことはなくなったというのは、早期発見して早期に治療を開始した場合であって、感染に気づかず放置していれば、ほぼ100%死に至る病気であることに変わりはありません。
それどころか、HIVウィルスは威力を以前より増してきてさえいます。

エイズが社会に認知されるようになった三十年ほど前は、ウィルスに感染してからエイズを発症するまでは十数年程度とされていました。
それが現在では、二年ほどでエイズを発症する例も出るようになってきています。
HIVウィルス自体の危険性が下がったわけでは決してないので、感染して放っておくというのは死につながることです。

HIV検査で陽性だったということは、検査したかいがあった、いきなりエイズという事態にならなくて済んだ、ということです。
現在はまだ、ウィルスを死滅させることはできませんが、抗HIV薬を正しく服用し続ければ、検出できないほどウィルスを減らすことができるようになっています。
今後、ウィルスを死滅させる新薬が出る可能性も十分あります。